不登校の子どもにスマホを禁止する前に知ってほしいこと
2025/08/24
不登校の子どもにスマホを禁止する前に知ってほしいこと

お子さんが不登校になり、家にいる時間が長くなると、スマートフォンを片時も手放さず、画面ばかり見ている姿に「このままでいいのだろうか」と不安になるのは当然です。学校にも行かず、友達と直接会うこともないのに、スマホばかり触っている。つい、「もうやめなさい!」と頭ごなしに禁止したくなる気持ちも、保護者の方であれば誰もが一度は抱く感情でしょう。
しかし、少しだけ立ち止まって考えてみませんか? そのスマホは、もしかしたらお子さんにとって、かけがえのない大切な存在になっているのかもしれません。
学校という閉鎖的なコミュニティから離れた不登校の子どもたちにとって、スマホは外界との唯一の接点になっていることが少なくありません。SNSやオンラインゲームは、かつての友人とのつながりを保ったり、時には同じ境遇の仲間を見つけて気持ちを共有したりする「貴重な窓」です。学校生活で心を疲れさせてしまった子どもたちにとって、スマホの中の仮想世界は、誰にも邪魔されない「安心できる居場所」となっている場合も多いのです。
先日、ある不登校の子を持つお母さんから、こんな話を聞きました。中学2年生の息子さんは、不登校になってからずっと自室に引きこもり、誰とも話さず、ただひたすらゲームばかりしている毎日でした。お母さんは心配のあまり、何度も「ゲームばかりしていないで、外に出たら?」と声をかけましたが、そのたびに息子さんはさらに心を閉ざしてしまったそうです。
ある日、お母さんは意を決して、息子さんに「どんなゲームをしているの?」と尋ねてみました。すると息子さんは、最初は戸惑いながらも、少しずつゲームの世界について話し始めました。そのゲームには、不登校の子どもたちが集まるグループがあり、そこで毎晩一緒に冒険を楽しんでいるのだと言います。現実世界では友人と会えなくても、ゲームの世界では毎日、仲間と笑い、話し、助け合っていたのです。
その話を聞いたお母さんは、それまで「スマホは悪」だと決めつけていた自分の考えを反省しました。そして、息子さんがゲームの世界で築いた人間関係を尊重し、スマホを一方的に取り上げるのではなく、一緒にルールを話し合うことにしました。その結果、少しずつ親子間の会話が増え、息子さんの表情にも明るさが戻ってきたそうです。
不登校の期間は、親子の関係を深く見つめ直す貴重な時間でもあります。お子さんが「スマホばかり」に見える時こそ、そこに隠された「心の声」に耳を傾けるチャンスです。
親ができる3つの大切なこと
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頭ごなしに禁止しない
お子さんが学校に行かないことに焦りや不安を感じるのは当然です。しかし、「やめなさい!」と一方的に命令するのではなく、まずはお子さんの気持ちを尊重し、なぜスマホが必要なのかを話し合ってみましょう。お子さんの気持ちを理解しようと努めることで、信頼関係が生まれます。
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一緒にルールを決める
スマホとの付き合い方について、親が一方的に決めるのではなく、お子さんと一緒に納得できるルールを考えてみましょう。たとえば、「夜10時以降は使わない」「リビングで使う」など、具体的なルールを親子で決めることで、お子さん自身に責任感が育まれます。
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未来の不安より「今」を大切にする
不登校のお子さんを前にすると、つい「この子の将来はどうなるんだろう…」という不安に囚われがちです。しかし、将来のことばかり考えていては、お子さんとの「今」を暗くしてしまいます。お子さんが生まれてきてくれた時の、「生きていてくれるだけで幸せ」という気持ちを思い出してみてください。スマホを通じて少しでも笑顔を見せてくれたり、対話できるようになったりした**「今」**を大切にすることが、将来への一番の道しるべになるはずです。
スマホは、不登校の子どもにとって、世界とのつながりを保つための大切なツールです。お子さんのスマホとの向き合い方を通じて、親子の関係を深めていけることの素晴らしさを、ぜひ感じていただきたいと思います。
皆さんのご家庭では、お子さんのスマホとの付き合い方について、何か心に残るエピソードはありますか? よろしければ、ぜひコメント欄で教えてください。
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