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【通信制高校】在宅コースと通学コース、メリット・デメリット徹底比較!

2025/11/05

【通信制高校】在宅コースと通学コース、メリット・デメリット徹底比較!



 

通信制高校を選ぶとき、多くの保護者の方が悩まれるのが「在宅コース」と「通学コース」のどちらを選ぶべきか、という点です。

「家でコツコツやる方が合っているかも」「でも、本当に一人で卒業まで頑張れるかしら…」

どちらのコースにも一長一短があり、お子様の性格や状況によって最適な選択は異なります。

この記事では、それぞれのコースのメリットとデメリットを比較しながら、私たちがなぜ「通学コース」をおすすめするのか、その理由を詳しく解説していきます。


 

❓ 在宅コースと通学コース、どう違うの?

 

まずは、基本的な違いを押さえておきましょう。

  • 在宅コース

    主に自宅での自学自習が中心です。レポート(課題)をオンラインや郵便で提出し、必要な日数だけスクーリング(対面授業)に参加します。

  • 通学コース

    「サポート校」と呼ばれる施設(塾やフリースクールのようなもの)のキャンパスに、週に1回、3回、あるいは週5日など、決まった日数で通学するスタイルです。


 

✏️ 在宅コースのメリット・デメリット

 

 

メリット (良い点)

 

  1. 自分のペースで学習できる

    最大のメリットは「時間と場所の自由」です。体調に合わせて学習時間を調整したり、アルバイトや習い事と両立したりしやすいのが特徴です。

  2. 対人関係のストレスが少ない

    登校のプレッシャーがないため、集団生活や人間関係に不安があるお子様でも、落ち着いて学習に取り組むことができます。

  3. 費用が抑えられる場合がある

    一般的に、通学コースに比べてサポート校の費用がかからないため、学費の総額が安くなる傾向があります。

 

デメリット (心配な点)

 

  1. モチベーションの維持が難しい

    自分で計画を立て、コツコツと学習を進める強い意志が必要です。途中で「やる気が出ない」と孤立してしまう危険性があります。

  2. 質問や相談がしにくい

    学習面でつまずいた時や、進路の悩みが出た時に、すぐに相談できる相手がいないと不安が大きくなりがちです。

  3. 交友関係が広がりにくい

    スクーリング以外で同級生と関わる機会がほとんどないため、友人を作るのが難しくなります。


 

👟 通学コースのメリット・デメリット

 

 

メリット (良い点)

 

  1. 学習習慣・生活リズムが整う

    「週に〇日、〇時に行く」というリズムができるため、生活が安定します。スタッフが常駐しているので、わからない所はすぐに質問でき、レポートの完了もしっかりサポートしてもらえます。

  2. 友人や仲間ができる

    これが最大のメリットです。同じ境遇の仲間と出会い、雑談をしたり、一緒に勉強したりすることで、孤立感が解消されます。

  3. 貴重な「高校生活」を経験できる

    多くのサポート校では、遠足、スポーツ大会、文化祭などのイベント、あるいは部活動やサークル活動を用意しています。これらは在宅コースでは得られない貴重な人生経験となります。

 

デメリット (心配な点)

 

  1. 通学の負担

    決まった日時に通うことが、最初のうちはプレッシャーになる可能性はあります。(ただし、多くの学校では「まずは週1日から」と柔軟に対応してくれます)

  2. 費用がかかる

    在宅コースに比べ、サポート校の施設利用料や指導料が別途必要になるため、費用は高くなるのが一般的です。


 

🤔 なぜ「通学コース」をおすすめするのか

 

在宅コースで高卒資格を得ることは、もちろん立派なことです。しかし、私たちは「高校卒業」をゴールではなく、「その先の自立」へのスタートラインだと考えています。

その視点に立った時、通学コースには2つの大きな価値があります。

 

1. 大学や専門学校への「適応力」が養われる

 

高校卒業後、大学や専門学校に進学すると、そこは「通学」が前提の世界です。決められた時間に教室に行き、周囲とコミュニケーションを取りながら課題を進めなければなりません。

在宅コースで3年間を過ごした場合、この「集団生活への適応」で再びつまずいてしまうのではないか、という心配が残ります。

通学コースで人間関係やスケジュールの管理を練習しておくことは、上級学校へのスムーズな移行、ひいては社会人としての自立に向けた、何よりの「リハビリ」になります。

 

2. 「高校時代の経験」は、今しか得られない

 

貴重な10代後半という時期は、二度と戻ってきません。

勉強は大人になってからでもやり直せますが、「友達と放課後に笑いあった」「文化祭の準備で徹夜した」「部活で悔し涙を流した」といった経験は、その時にしかできません。

こうした一見ムダにも思える経験こそが、お子様の社会性を育み、人生を豊かにする土台となります。


 

📊 国(文部科学省)も「交流」を重視

 

通信制高校の生徒が増える中、**文部科学省が発表したガイドライン(※)**でも、「通信制高校が多様な生徒のニーズに応じた支援を充実させること」の重要性が述べられています。

特に、**「生徒の孤立化を防ぎ」「生徒同士の交流の機会の確保」**を促しており、国としても「ただ単位を取る」だけでなく、「人とのつながりの中で学ぶ」ことの重要性を認識していることがわかります。

通学コース(サポート校)は、まさにこの「孤立化の防止」と「交流の機会」を提供する役割を担っているのです。

(※出典:文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン(令和6年4月)」)


 

■ まとめ

 

  • 在宅コースは、自分のペースで学習に集中したい人向け。ただし、自己管理能力と孤独に耐える強さが必要。

  • 通学コースは、生活リズムを整え、仲間と共に高校生活らしい経験をしたい人向け。将来の自立に向けた「適応力」を養う場になる。

どちらが良いか迷われたら、ぜひ一度、通学コースの「見学」や「体験入学」をしてみてください。

最初は不安そうだったお子様が、キャンパスの雰囲気を感じて「ここなら通えるかも」と表情を変える瞬間を、私たちは何度も見てきました。

お子様が前を向く、大切な一歩になるかもしれません。


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