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フリースクールへの通学を「学校の出席日数」にカウントする具体的手続きと注意点

2026/06/01


「学校には行けないけれど、フリースクールには楽しく通えている」。 そんなお子様の姿を見て安堵しつつも、保護者様の頭をよぎるのは「義務教育の出席日数はどうなるのだろう」という不安です。 実は、2016年に施行された「教育機会確保法」以降、一定の条件を満たせば、フリースクールでの活動を在籍している公立小中学校の「出席」として認める制度が整っています。 その具体的な手続きの流れと、学校側との連携のコツについて詳しく解説します。

出席扱いを認められるための「3つの必須条件」

ただ通うだけでなく、文部科学省が定めるガイドラインをクリアする必要があります。

保護者と在籍校との間の「事前の相談と合意」

学校側が知らないところで勝手に通い始めても、自動的に出席にはなりません。 まずは担任の先生や教頭先生に「子供がフリースクールへの通学を希望している」ことを伝え、相談の場を設けます。 学校側も制度を理解していることがほとんどですので、最初の一歩として「連携したい」という意思を伝えることが肝心です。 お子様の精神的な負担を減らすためにも、親が窓口となって丁寧に話を進めましょう。

フリースクール側の「適切な運営」と情報開示

出席扱いが認められるためには、通う施設が「子供の社会的自立を支援する目的」を持っており、在籍校と連絡が取れる体制にあることが条件です。 個別の学習計画や、日々の活動記録を学校側へ提出できるかどうかがポイントになります。 私たちが運営するような施設では、学校との連携を前提とした書類作成のサポートを行っていますので、見学時に「出席扱いの実績があるか」を確認しておくと安心です。

定期的な「活動報告書」の提出と在籍校校長の判断

最終的に出席にするかどうかを決定する権限は、在籍している小中学校の「校長先生」にあります。 多くの場合は、月に一度、フリースクールでの出席日数や活動内容、本人の様子をまとめた報告書を学校へ提出し、それを元に校長が判断します。 レポート課題や日記、作った作品などを添えることで、より実態が伝わりやすく、スムーズに出席扱いが認められるようになります。

出席扱いになることがお子様にもたらす心理的メリット

この手続きは、単なる数字の管理ではなく、お子様の心を救うための重要なアプローチです。

「自分はダメな人間ではない」という罪悪感の払拭

不登校のお子様は、「学校をサボっている」という強い罪悪感を日々抱えています。 自分の頑張っている場所(フリースクール)が公的に「出席」として認められることは、「今のままでいいんだ」「自分の努力が認められた」という強烈な安心感に繋がります。 この心の安定が、失われていた自己肯定感を急速に回復させます。

高校受験(内申点)の不安を大幅に軽減する

特に中学生の場合、出席日数は高校入試の「内申書」に直結します。 フリースクールでの出席がカウントされることで、調査書の欠席日数を減らすことができ、進路の選択肢(公立・私立の推薦など)が大きく広がります。 「先の見えない不安」が「具体的な目標」へと変わることで、お子様の学習意欲が再び動き出します。

まとめ:学校以外の場所での頑張りを、社会で認める時代へ

不登校は、学びを諦めることではありません。あなたに合った場所で、あなたらしく学ぶということです。 出席扱いの手続きは少し複雑に見えるかもしれませんが、保護者様と学校、そして私たちの3者がチームとなれば決して難しいことではありません。 お子様の未来の選択肢を広げるために、まずは一度、具体的な手続きについてお話を聞かせてください。


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